アサガオの花は観賞用として一般に広く知られていますが、
アサガオの種子が生薬として使用されていることをご存知ですか?
アサガオの種子は牽牛子と呼ばれ、粉末にして下剤や利尿剤として使用されている生薬で、
日本薬局方に正式に記録されています。
アサガオの種子が生薬としてとても高価で珍重されたので、
中国では贈られた人が牛を引いて御礼をしたことから、
この名前がつけられましたと言われており、
日本では、平安時代に中国から伝わって以来、百薬の長として珍重されました。
牽牛子は、煎液にしても効果はありませんが、
煮たり焼いたり、炒めることでその効果を発揮します。
但し、ファルビチンやコンボルブリン、リゼルグ酸アミドなどの毒成分を含んでいるため、
非常に毒性が強く、嘔吐、下痢、腹痛、血圧低下などの毒症状を引き起こすことがありますので、
素人による服用はおすすめできません。
また、小さいお子さんが誤って飲み込んでしまわないよう、気をつけましょう。